なぜ保護犬・保護猫が増えるのか?私たちにできること

テイルブログ筆者のNyamoです。
犬や猫が好きな人なら、一度は「保護犬」や「保護猫」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。
近年ではSNSやテレビでも取り上げられる機会が増え、多くの人が保護活動について知るようになりました。しかしその一方で、今もなお新たな保護犬・保護猫が生まれ続けているのが現実です。
「なぜ保護される犬や猫が減らないのか」
「誰が悪いのか」
「私たちにできることはあるのか」
こうした疑問を持つ人も少なくありません。
犬や猫が保護される背景には、人間社会のさまざまな問題が関係しています。そして、その問題は決して一部の人だけの話ではありません。
この記事では、保護犬・保護猫が増える理由と現状、そして私たち一人ひとりができることについて考えていきます。

保護犬・保護猫とはなにか
まず、保護犬・保護猫とはどのような存在なのでしょうか。
保護犬・保護猫とは、何らかの理由で飼い主を失ったり、適切な飼育を受けられなくなったりした犬や猫のことを指します。
保護される経緯はさまざまです。
例えば、
・捨てられた
・飼育放棄された
・多頭飼育崩壊から救出された
・飼い主が亡くなった
・飼育困難になった
・野良として生まれた
などがあります。
保護された犬や猫は、自治体の施設や保護団体、ボランティアのもとで新しい家族との出会いを待っています。
近年は行政や保護団体の努力によって殺処分数は大きく減少しています。しかし、それは問題が解決したことを意味しているわけではありません。
保護を必要とする犬や猫は今も存在し続けています。
なぜなのでしょうか。

保護犬・保護猫が増える本当の理由
保護犬・保護猫が生まれる最大の原因は、人間側の事情です。
まず多いのが「安易な飼育」です。
ペットショップで見かけて可愛いと思った。
SNSで人気の犬種や猫種だった。
子どもが欲しがった。
こうした理由で迎えたものの、実際に飼い始めると現実とのギャップに直面するケースがあります。
毎日の世話は想像以上に大変です。
散歩、食事、トイレ掃除、しつけ、病院への通院。
時間もお金も必要になります。
その結果、
「思っていた生活と違った」
「面倒を見きれない」
「引っ越し先で飼えない」
などの理由で手放されることがあります。
次に深刻なのが多頭飼育崩壊です。
最初は数匹だった犬や猫が繁殖を繰り返し、気づけば数十匹に増えてしまうケースがあります。
飼い主自身も悪気があるわけではなく、「何とかなると思った」という場合も少なくありません。
しかし結果として適切な飼育ができなくなり、多くの犬や猫が保護されることになります。
また、高齢化社会も影響しています。
犬や猫の寿命が延びた一方で、飼い主自身も高齢化しています。
病気や介護施設への入所、死亡などによって、飼い続けることができなくなるケースも増えています。
さらに野良猫問題も大きな課題です。
避妊・去勢手術が行われないまま繁殖を繰り返し、多くの子猫が生まれています。
その中には病気や事故で命を落とす子も少なくありません。

「かわいそう」で終わらせてはいけない理由
保護犬・保護猫の話になると、多くの人は「かわいそう」と感じます。
もちろんその感情は大切です。
しかし、本当に重要なのはその先です。
なぜその犬や猫が保護されることになったのか。
同じことを繰り返さないためには何が必要なのか。
そこまで考える必要があります。
例えば、保護施設で暮らす犬や猫の中には、人間に強い警戒心を持つ子もいます。
過去に虐待や放置を経験した可能性があるからです。
人を怖がる犬。
触れられることを嫌がる猫。
それは生まれつきではなく、人間との関わりの中で生まれたものかもしれません。
また、「保護犬・保護猫を引き取れば問題は解決する」と考える人もいますが、それだけでは十分ではありません。
もちろん譲渡は素晴らしい選択です。
しかし全ての人が保護犬・保護猫を迎えられるわけではありません。
住宅事情や家族構成、経済状況など、それぞれの事情があります。
大切なのは、自分にできる形で関わることです。
問題を知ること。
周囲に伝えること。
正しい知識を持つこと。
それだけでも社会は少しずつ変わります。

私たち一人ひとりにできること
では、私たちには何ができるのでしょうか。
まず最も大切なのは、「責任を持って飼うこと」です。
犬や猫を迎えるなら、
・最後まで飼い続ける覚悟を持つ
・避妊・去勢を検討する
・経済的な準備をする
・家族で話し合う
こうした基本的なことが、将来の保護犬・保護猫を減らすことにつながります。
次に、保護活動について知ることです。
現在は多くの保護団体が活動内容を公開しています。
どのような犬や猫が保護されているのか。
どのような課題があるのか。
知ることから始めるだけでも十分意味があります。
また、譲渡会への参加や保護団体への寄付、ボランティア活動なども社会貢献の一つです。
金額の大小ではありません。
少しの支援が大きな助けになることもあります。
そして何より大切なのは、命を「モノ」として扱わないことです。
犬や猫は流行ではありません。
家族です。
可愛いから迎えるのではなく、最後まで一緒に生きる覚悟を持って迎える。
その意識が広がれば、保護犬・保護猫の問題は少しずつ改善していくはずです。

まとめ
保護犬・保護猫が増える背景には、安易な飼育、多頭飼育崩壊、高齢化、野良猫問題など、人間社会のさまざまな事情があります。
その多くは、犬や猫自身が選んだことではありません。
だからこそ、私たち人間が責任を持って向き合う必要があります。
全員が保護犬・保護猫を迎える必要はありません。
しかし、問題を知り、理解し、自分にできることを考えることは誰にでもできます。
Tail Marriageでは、将来的に売上金の一部を保護団体等へ寄付したいと考えています。今はまだ小さなコミュニティですが、いつか必ずそうした形で社会貢献できればと思っています。
犬や猫が好きだからこそ。
命を大切にしたいと思うからこそ。
今日から少しだけ、この問題について考えてみませんか。
その小さな意識の変化が、未来の犬や猫たちを救う大きな一歩になるかもしれません。


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